おがえもん廃線研究所　緊急取材

三陸鉄道　南リアス線　北リアス線

　南リアス線
　全線で運転を見合わせています。
　盛駅を出た先から津波の被害を受け線路が流されました。現在レールが撤去されています。
盛川に架かる橋梁も見た目は被害を受けていないように見えます川の中心部の橋脚がヒビが入っていたり土手上の橋脚の根本にもヒビがありました。

陸上部の橋脚基礎部分も破損
通常であれば土の中なので分からない箇所

　南リアス線　甫嶺〜三陸間
　トンネルを挟んだこの区間の築堤は無残にも崩壊していました。この区間の築堤は石を積み上げるタイプの築堤で津波により崩されてしまったようです。

　南リアス線　吉浜駅
　吉浜駅には車両が1両留置されています。この車両は震災発生時に吉浜→唐丹間のトンネル内を走行していて緊急停車しました。吉浜駅から1.5kmの地点でした。運転士と乗客は徒歩で避難し車両はそのままトンネル内に留置されていました。
　その後、トンネルから吉浜駅までの線路の点検整備を行い6月24日に吉浜駅まで移動させました。

現場で解体された流された橋梁の鉄筋類

現在、宮古駅〜釜石駅間で不通となっています。
　海岸近くを通る織笠駅、大槌駅、鵜住居駅が流失して、陸中山田駅は津波による大規模火災で焼失しました。
　宮古駅手前の山田線第34閉伊川橋梁のガーター橋が流されていました。流された橋梁の一部は宮古駅構内に保管されていました。