おがえもん廃線研究所

調査時期 平成14年12月 

関東・神奈川県
ドリーム交通モノレール大船線
Dorimukoutuu Monoreruoofuna Line
平成14年廃止決定
大船〜ドリームランド間

モノレール大船線とは

 ドリームランド交通モノレール大船線とは東海道線の大船駅から横浜ドリームランドまでを結ぶモノレールとして昭和41年(1966)5月2日に開通しました。しかし、東京陸運局から車両重量超過と橋脚の強度不足の問題から運転休止勧告を受け、開通から1年を過ぎた昭和42年9月24日以降、運転を休止し現在まで休止状態が続いています。あくまでも廃止ではなく、運転再開の道を残した休止の扱いなので施設のほとんどが30年以上も施設は放置されています。中間駅はなく起点の大船駅と終点の横浜ドリームランド駅のみで中間に小雀信号所がありました。終点は名前の通りで横浜ドリームランドがあり、遊園地のお客様輸送を目的としたものでありましたが遊園地に併設して団地の造成も行っており、通勤通学輸送も担うはずでありました。運行休止をうけ付近の住民はバスで40分も揺られ大船駅まで行くことになってしまいました。モノレールであれば約8分で結ばれるはずでした。休止後、付近の住民からはモノレールがあるから買ったのにと不満の声も出たそうです。

 その後、スーパーのダイエーがドリーム交通を復活させる話が持ち上がり、リニアモーターを使った新交通システム(HSST)にて開業させる話も出ましたが平成のバブル崩壊のあおりを受け平成14年秋、計画中止されました。旧施設は平成15年にも撤去を開始するそうです。

平成16年に撤去はほぼ完了し、そのほとんどが姿を消しました。 

 

 

 

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