おがえもん廃線研究所

国鉄白糠線(開業区間)
現地調査 Part1
北進駅〜上茶路駅

北進駅側から調査しました。

北進駅跡

北進駅

 白糠線の終点北進駅です。集落から離れた谷底にあり、ちょと不便な駅です。現在はだだっ広い荒れ地となっています。北へ進めと意味を込めたので北進と言うそうです。結局、この先へ列車は進むことがありませんでした。

北進駅南側に残る橋梁上
工事は北進北側のこの先でストップ

橋梁のほとんどが残る

 北進駅を後に白糠方面に車を進めると、橋梁が数多く残っているではないですか!線路、バラスト、枕木は撤去されていますが、路盤はほとんどが残されています。

下北進駅

 下北進駅の跡です。国道からあぜ道らしき草むらに埋もれた道路があり、その先に駅はあったようです。付近には民家が一軒のみあります。

こんなに残っているの?

 茶路から北進間は昭和47年の開業で約11年しか使われなかった区間です。施設の多くはそのまま残されています。今にも列車が走ってきそうです。

 

線路が残っている!

 まもなく上茶路駅と言うところで線路を発見しました。全線通して線路が残っているのは上茶路駅付近のみです。

上茶路駅

 上茶路駅はいろんな施設が残されています。線路にホーム、信号機などが、そして軌道自転車が3台。廃止後、上茶路駅は軌道自転車でトロッコ遊びが出来る施設として活用されたようです。今ではそのまま放置されたようで草むらに埋もれかけています。ホーム上には駅名板も残されています。駅舎も数年前までは残されていたそうですが、私たちが行った時は既に解体撤去された後でした。駅に通じる道路に新しい道道の標識が設置されていました。道路名には道道上茶路上茶路(停)線と記してあり鉄道が廃止になっても道路は生き続くのですね。でもこの道って上茶路〜上茶路停車場までの道路って事ですよね、たかだか100mだけの道路で、もう誰も通らない道路に標識を設置するなんて。

駅舎は既に解体されていた
放置された軌道自転車
国道から駅への通りにこんな標識が必要なのか?上茶路停車場線?もうそんな駅は無いのに・・・。
腕木式信号機ではない。
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