廃線調査隊 戸井線

戸井線廃線調査 2

湯の川付近〜汐首灯台付近

 湯ノ川地区を出ると廃線跡は道路に転用され函館空港の脇を真っ直ぐ進んでいる所々道幅が広くなっているところがあった。もしかするとそこが駅の予定地だったのかもしれません。
 

 函館空港を外れた所で廃線跡は砂利道となった。しかし、工事をしていたので近い内に舗装道路になるであろう。
 この先で廃線跡の道路は終わっていた。

 函館市新湊町地区に入ると廃線跡の道路は終わっていた。その先に橋台を発見した。戸井線の廃線跡は橋梁は一部アーチ橋以外の橋は撤去されていた。

 上記の写真の下側から見た様子です。結構立派な遺構である。もしかしたら、ここに駅でも作る予定だったのだろうか?この上には学校があるのでその為の階段なのだろうか?詳細は不明である。

汐泊川に残る橋脚
 廃線跡は高台のわずかなスペースを進んでいた。その為、道路にも転用されず残されているのであろう。
 汐泊川には橋脚が5連続で残されていた。橋部分は撤去されていたがかなりの迫力である。
 ここから廃線跡は函館市古川町に入る。この先は築堤で進んでいた。この先に廃線跡を利用した函館市の雪捨て場と資材置き場があった。単なる広場であるが、もしかしたら駅の予定地だったのかもしれない。

 函館市の資材置き場の先は、築堤のまま残されており、橋台も残っていた。
 この橋台の両脇は畑として転用されていた。ここでとれた作物は廃線産となるのかな?美味しそうではないですね。

 その先、廃線跡は未舗装の道路に利用されている。
 廃線跡はこのまま函館市と戸井町の境界まで伸びていた。

 戸井町に入ってすぐに廃線跡は国道278号線バイパスに利用されて、この先遺構は見つからなかった。戸井町汐首町地区の小学校付近でバイパスは終わり、廃線跡は再び現れるが草に被われておりわかりにくい。

写真は五稜郭方向を望む。右側の道が廃線跡ここからしばらくバイパスに廃線跡は消える。

 汐首町付近からは戸井線のクライマックス区間に突入です。ここから先は海岸線と山が近づいている断崖絶壁の区間です。その為、廃線跡には近づくことが出来ませんでした。廃線跡には木が植えられており、所々に橋脚が残されていた。

アーチ橋発見!
 汐首灯台にさしかかろうとした瞬間、大きなアーチ橋が目に入った。これぞ、戸井線名物のアーチ橋です。8連のアーチ橋からなりたっています。
 すぐ下に行ってみると大きなアーチ橋に圧倒されます。アーチ橋の下には民家が迫ってます。

く・く・崩れている!
 アーチ橋を良く見ると崩れた跡があるではないですか!以前、路盤に溜まった雨水が鉄砲水になって崩れてきたという事故がありました。もしかするとここの事かな?ちょっと心配です。

写真右下は灯台側からみた写真です。灯台の階段があるので容易に路盤跡に上がることが出来る。アーチ橋上に通じる橋が撤去されているのでアーチ橋上には上がれません。灯台の敷地まで上がるとアーチ橋上の様子(写真下)を見ることができる。

敷地区域票
 汐首灯台付近の路盤脇にあった鉄道敷地区域票を発見した。戸井線ではこの1個以外に見つけることは出来なかった。単に見つける事ができなかっただけかも。

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