おがえもん温泉紀行

青森県黒石市 ランプの宿青荷温泉(あおにおんせん)

電話0172-54-8588
1泊2食7,500円〜(諸費用別)
紅葉の時期は8,500円でした。
要確認!
冬期間は10,000円〜(雪上車送迎付)

青荷川にかかる吊り橋から本館方向を望む。紅葉に時期は絶景を楽しめる。

 青森県黒石市の山奥にある1軒宿・青荷温泉。ここは今時珍しく電気の来ていない宿なのである。電気が無い代わりに各部屋にはランプがあります。もちろんテレビなどもはありません。
 電気のある生活に慣れた私たちにとってはとても不便に思いますが、これが新鮮なんですよ。興味のある方は一度行ってみてください。
 

 これが青荷温泉を灯すランプです。各部屋や廊下、お風呂場などを照らし出します。電球から比べれば暗いのですが、ランプの明かりの下にいると目が慣れて周りが明るく見えます。ランプの調整は慎重にしないと、すすが多量に発生してしまいます。宿の方が使い方を教えてくれます。翌朝、顔がすすだらけにならないように気をつけましょう。

 ここが青荷温泉の本館・木造2階建てです。
 食事をする大広間と客室と内風呂があります。
 写真では写っていませんが左側に長細く伸びています。このほかに別棟の離れが3棟・露天風呂・内風呂2棟があります。
 最大宿泊人数は確か119名だったかな?

 ここは、幻渓楼(げんけいろう)という離れです。離れは本館から離れた川向こうに3棟あります。
幻渓楼はそのなかの1棟で2階建てで1階が約10畳の部屋と2階が約14畳の部屋があります。団体で行くと離れを提供してもらえます。私は青荷温泉に行く時はいつも幻渓楼を指定して泊まります。空いているときは少人数でも貸切になります。今までに14人で泊まったこともあります。ちなみにこの目の前が露天風呂なので結構便利な部屋なのです。部屋で裸になって露天風呂に直行も可能です!夜なら見えませんから・・・。

 お風呂は4種類あります。本館内にある内風呂(男女別)・混浴露天風呂・露天風呂の脇にある別棟の内風呂(混浴)・今年(H13)に出来たばかりの総桧作りの別棟内風呂(男女別)女子のみ露天付き。

 写真は混浴の露天風呂です。ランプの明かりの下での入浴もなかなか良い物ですよ。

 天気の良い夜は満点の星空が露天風呂から楽しめます。何しろ山奥で電気の明かりがないから星の見える数が半端じゃないのですよ。新月の日はおすすめです。

食事は山の幸を中心としたものです。
身体に良い物が並んでます。
 但し、シイタケ嫌いの人には苦痛かもしれません。何かつけてシイタケが入ってます・・・。

写真は夕食です。

冬の青荷温泉 雪上車でお出迎え

 冬の青荷温泉は雪に閉ざされるます。しかし、青荷温泉はそんな中でも今シーズン(H12冬)から毎日営業となりました。以前は冬期間は週末のみの営業でした。

 冬の青荷は雪だらけです。その為、車で行くことが出来ないのです。麓の国道にある道の駅にから専用車で送迎、そして途中で雪深くなるので、なんと雪上車に乗り換えするんです。雪上車ですよ。なかなか乗れるものではありませんね。お客様が少ないときにはスノーモービルの場合もあるとか。冬の青荷もおすすめですぞ!

雪に埋もれた青荷温泉。

 今年は(H13年1月)近年まれにみる大雪で青荷温泉も雪に埋もれていました。雪の中での露天風呂は格別でした。
 もちろん今回も幻渓楼をGET!7名で貸切でした。
 部屋から裸で露天風呂への移動は寒かったのは言うまでもありませんでした。

ちなみに、電気が無いと書いていますが実際にはあります。電力会社の送電線は来てません。自家発電で、最小限の電気で火災報知器や冷蔵庫の電源として利用しているそうです。本当に電気のない生活を体験できます。電話線は来てますので電話はありますが、携帯電話はバリゼロです。