車の走れない国道なんてあるの?

ここは本州の北の端、青森県竜飛崎。石川さゆりの「津軽海峡冬景色」で「ごらんあれが竜飛岬北の外れと〜♪」歌われているあの場所です。
 かつて青函トンネルの青森側の工事基地があったところで、現在も青函トンネルの縦坑が残っています。現在はその縦坑をつかって青函トンネル博物館として竜飛海底駅まで降りることができます。竜飛は一年中風が強く、その風を利用した風力発電が行われています。風車が十数基あります。
 津軽海峡をはさんで北海道側まで目と鼻の先で私が訪れた日も対岸を望むことができました。
 この海峡は日本海と太平洋を結ぶ海峡で、塩の満ち引きで流れが変わり、水が流れている様子が岬の上から見ることが出来ます。青森の人曰く、この海峡の事をしょっぱい川(海水の川)と言う人もいます。
 この海峡は日本の領海なのですが、海峡の中心部は特別に公海として扱われており、外国の船が大来する事もあります。ロシアの軍艦も通ることあるそうです。

青い羽根募金?

 竜飛崎灯台で見つけた募金箱?聞き慣れない言葉が・・・。青い羽根募金?は知ってるけどは知りませんでした。海難事故にあった人のための募金だそうです。きちんと青い羽根もありましたよ。もちろん私も募金をし、青い羽根をもらいました。
 たぶん海の近くの町や灯台などで見られるのではないですかね。

階段国道

 さあ、本題に入りましょう。
 日本全国、国道は数多くあります。1号線にはじまり507号線まで、途中欠番がありますので459の路線があります。その中で唯一、人しか通れない国道が竜飛崎地区にあるのです。車が走れないのですよ。これが有名な階段国道なのです。最近は有名になったので標識も階段国道なんて物も取り付けてあります。
 何故このような階段国道が出来たのかというと、お役所の役人が国道指定の際、地図を見ただけで国道に指定し、後に車の走れない階段道だと気が付いたといういかにもお役所仕事の結果出来たそうです。

 現在は立派な石畳の階段になり、地元にしてみれば良い観光資源になっているのかもしれませんね。

 階段国道からの眺めは最高です

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